今年のはじめに Netflix が公開した『エレクトリック・ステイト』が、3億2000万ドルものべらぼうな予算を費やしたにもかかわらず、批評的にも視聴者数でも大失敗に終わったことを受け、なんで Netflix は良質な映画を作れないのかを分析した記事である。
実際は Netflix は十分優れた映画を作ってることを認めながらも、そうした作品は例外なんだとこの記事は数字とともに示す。
そして、Netflix はキャリアの下降線にあるベテラン俳優を起用しがちとか、(マーティン・スコセッシやアルフォンソ・キュアロンなど)一流の映画製作者と組んでもそれは単発で終わってるとか、それ以外の雇われ監督はより大きな予算で仕事しているにもかかわらず評価が低く、興行収入も低いとか、他のスタジオに落札で負けているとか腐している。
もちろん、当たっているところも多いだろう。しかしね、今年これから公開される映画は期待の作品揃いだぞ。
まず、10月はキャスリン・ビグローの『ハウス・オブ・ダイナマイト』ですよ。
続いて11月はギレルモ・デル・トロが『ピノキオ』に続いて古典に取り組む『フランケンシュタイン』だが、ヴェネチア国際映画祭で13分のスタンディングオベーションで迎えられたというニュースに期待が高まる。
そして、年末はダニエル・クレイグが名探偵ブノワ・ブランを演じるシリーズの3作目になる『ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン』が控えている。監督はもちろんライアン・ジョンソンである。
『エレクトリック・ステイト』が壮絶な失敗だったため(もちろんワタシは観ていません)、今は Netflix がけなす格好の対象なのだろうが、これだけ期待の新作の配信が予定されていて、質が低いもないもんだよ。
ネタ元は Slashdot。