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2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ギャル電、山崎雅夫、秋田純一、鈴木涼太、高須正和『感電上等! ガジェット分解のススメ HYPER』を恵贈いただいた

IoT

高須正和さんより『感電上等! ガジェット分解のススメ HYPER』を恵贈いただいた。表紙に著者5名のイラストが躍っているが、本の中でもキャラ化している著者たちが暴れまくっており(と表現したくなる)、楽しく読める。以下、引用部にはその部分が誰の文章…

今もっともブレイク中の歴史学者ティモシー・スナイダーが説く「世界にウクライナの勝利が必要な15の理由」

snyder.substack.comイェール大学教授の歴史学者ティモシー・スナイダーが単刀直入に「世界にウクライナの勝利が必要な理由」を15個挙げている。この期に及んで「ロシアが負けることは考えられない」とのたまう人もいるが、なんでウクライナがロシアに勝利し…

『AIには何ができないか』のメレディス・ブルサードの新刊は、アルゴリズムに内在する人種/性/能力差別がテーマ

thestoryexchange.orgChatGPT のような AI プログラムには隠れた人種差別、性差別があるよという記事だが、その中で『AIには何ができないか データジャーナリストが現場で考える』の邦訳があるニューヨーク大学准教授でデータサイエンティストのメレディス・…

あなたが知らないスタンリー・キューブリック『シャイニング』の舞台裏の秘密

i-d.vice.comこうした映画にまつわるトリビアみたいな記事はどうしても読んでしまうのだが、スタンリー・キューブリックの『シャイニング』といえば、ワタシも以前「あなたが『シャイニング』について知らないかもしれない25のこと」というエントリを書いて…

イニシェリン島の精霊

イニシェリン島の精霊 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]コリン・ファレルAmazonマーティン・マクドナーは、前作『スリー・ビルボード』を映画テン年代ベストテンの1位に選ぶほど評価しており、新作が出ればもちろん観に行くつもりだったが、この地味な(?)…

追悼ジェフ・ベック――1989年インタビューに見る中年の危機からの脱出

nme-jp.comジェフ・ベックの訃報には驚いた。昨年もジョニー・デップとの共演アルバムを出し、元気にツアーをやってたし、何より若い頃からほとんど変わらない佇まい、要はハゲもせず、太りもせず、精悍さをずっと維持していた人だから。三大ギタリスト(日…

TikTokの「秘伝のタレ」はAIではなくデザインにあり

knightcolumbia.org先日書いた「インチキAIに騙されないために」でフィーチャーしたプリンストン大学教授のアーヴィンド・ナラヤナンについて、コロンビア大学のナイト研究所にて「アルゴリズムによる増幅」研究を行っていることを最後に紹介したが、ナイト…

介護ロボットは日本の高齢者介護問題を救わない?

IoT

note.comMIT Tech Review に掲載された「高齢者介護を「自動化」する 日本の長い実験」は、原文が公開された時にこれは興味深いと読んだのだが、ワタシ自身はロボット業界に通じていないので、現役のロボット開発者である安藤健氏の解説というかツッコミを読…

ランドール・マンロー『ホワット・イフ?』の続編『もっとホワット・イフ』が来月出るぞ

yamdas.hatenablog.com昨年秋にとりあげたランドール・マンロー『ホワット・イフ?』続編の話だが、今年に入って調べてみたら、『もっとホワット・イフ?──地球の1日が1秒になったらどうなるか』という邦題で来月刊行されるのを知った。もっとホワット・イフ…

モリコーネ 映画が恋した音楽家

モリコーネ 映画が恋した音楽家 [Blu-ray]エンニオ・モリコーネAmazon2023年に生きる人間として、やはり『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を観に行くべきだよなと思いながらも、どうしても3時間超の上映時間に嫌気がさしてこちらに行った……って、おい…

WirelessWire News連載更新(インチキAIに騙されないために)

WirelessWire News で「インチキAIに騙されないために」を公開。WirelessWire News 連載では、昨年 Web3 とメタバースを取り上げているが、三題噺(?)としては、お次は AI でしょうというわけで、なぜか日本で取り上げる人のいない AI Snake Oil をネタに…

『AIの倫理学』に続く邦訳『自己啓発の罠: AIに心を支配されないために』が出たマーク・クーケルバークの多作ぶりに舌を巻く

note.comこのエントリ経由で『自己啓発の罠: AIに心を支配されないために』という面白そうな本が昨年出ていることを知る。自己啓発の罠: AIに心を支配されないために作者:マーク・クーケルバーク青土社Amazon自己啓発の罠:AIに心を支配されないために作者:…

ヴァージニア・ユーバンクス『格差の自動化』がとっくに出てたのかよ。誰か教えてよぉ~

yamdas.hatenablog.comヴァージニア・ユーバンクス(Virginia Eubanks)の『Automating Inequality』を取り上げたのが5年近く前になる。今回の WirelessWire 連載原稿を書くために読んだ AI Snake Oil の文章のひとつの Further reading に彼女の名前(と『A…

コク味とはなんぞや? もしくはとても美味そうなサッポロ一番味噌ラーメンのアレンジ

たまたま Boing Boing で「kokumi」についてのエントリを立て続けに二つ見かけた(まぁ、同じ人が書いてるからなのだが)。boingboing.netそもそも「kokumi」ってなんやと思ったら、「コク味」なんですね。しかし、ウィキペディアの日本語版、ドイツ語版、イ…

『RRR』をようやく観たぞ!

以前からワタシの観測範囲でたいへん話題になっていた映画で、興味をひかれつつもインド映画に関して門外漢というのがあり、またやはり3時間の上映時間にたじろいでグズグズしていたら、旧年中に行く機会を逃してしまった。もう自分が行ける時間帯には上映し…

2022年下半期にNetflixで観た映画の感想まとめ

2021年上半期、下半期、そして2022年上半期に続いて、2022年下半期に Netflix で観た映画の感想まとめから新年を始めたい。一応、公開年がその年マイナス3年以内の近作のみとさせてもらう。 ローリング・サンダー・レヴュー:マーティン・スコセッシが描くボ…

メタバースが直面する倫理的、法的な9つの問題

www.intotheminds.comFacebook が社名を変えてまで注力したメタバースについては、ワタシも「メディアとしてのメタバースのメッセージを(ニコラス・カーが底意地悪く)読み解く」という文章を書いているが、少なくとも Meta のメタバース事業はまだ成功の段…

巨大テック企業の「最適化」イノベーションが民主主義を壊すと訴える『システム・エラー社会』が刊行されていた

yamdas.hatenablog.com2021年秋に取り上げた本だが、昨年末に『システム・エラー社会 「最適化」至上主義の罠』というタイトルで邦訳が昨年末に出ているのを山本貴光さんのツイートで知った。「本書は、〔テクノロジーの利用について〕「最適化」を目指す人…

イーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリンの著書の邦訳『イーサリアム 若き天才が示す暗号資産の真実と未来』が出る

P2P

yamdas.hatenablog.com昨年秋に書いたエントリの中で、「今頃すごい勢いでこの本の邦訳が進んでいるのではないかと推測する」と書いたのだが、実際その通りだったようで、『イーサリアム 若き天才が示す暗号資産の真実と未来』という邦題で Amazon にページ…

今年は遠藤周作生誕100年だが、彼の未発表作を発掘する遠藤周作文学館学芸員の仕事の尊さに思いをはせる

www.nagasaki-np.co.jp遠藤周作の代表作『沈黙』の舞台になったあたりに父方のルーツがある(余談だが、昨年「ファミリーヒストリー」を見て、前川清も同様と知って驚いた)ワタシは、遠藤周作文学館にも何度も足を運んでおり、昔そこで対談をしたこともある…

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