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Musical Baton

昨日お伝えした通り、hard で loxse な日々他人の脳内の両方からご指名をいただいたので、Musical Baton に参加させてもらう。

さて、上記のお二人に加え、suchi today においても当方をご指名いただいた上に、

blogやWikiの話を読みつつ、音楽をもっとーと 思っている人は多いはず

と suchi さんが書かれているのを読み感激した。恐らくこれからしばらくしてその希望はかなうのではないかと予測しておきます。

Total volume of music files on my computer:(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

さきほど iTunesディレクトリをみたところ4.65GBだった。全然少ないですな。今年に入ってようやく iPod を購入したので、手持ちの CD のリッピングを地道に行っているところ。

Song plauing right now (今聞いている曲)

さきほどから iTunes をパーティシャッフルにして聴いているのだが、ちょうど今 Pet Shop Boys の "Opportunities (Let's make lots of money)" が流れてきた。

ニール・テナントは神。

The last CD I bought(最後に買ったCD)

せっかくなんでこの一ヶ月のうちに買った CD を挙げときましょう。

Don't Believe the Truth

Don't Believe the Truth

フルキズ・ソングス~アーリー・シングルス・コレクション

フルキズ・ソングス~アーリー・シングルス・コレクション

Specials

Specials

これを書いていて、はじめて Belle & Sebastian のシングル集の邦題の意味が分かった。どうしてベルセバって邦題がいつもクソなんだろう。

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

みんなさらっと流しているが、折角なんで他人にはどーでもいい思い出話も含め書いておく。

Race for the Prize / The Flaming Lips

もう時空を歪めるがごとき威力をもった曲で、そうした意味でワタシの中で全盛期のスピッツの名曲と同列に並ぶ存在。

1999年のアルバム『The Soft Bulletin』に収録されたいわずとしれたヒット曲だが、ワタシがちゃんとアルバムを買って聴いたのは2001年秋。ちょうど当時『Wiki Way』の翻訳中で、いろいろあって尋常でない精神状態で、この曲を聴いて胸をかきむしられるたびに発狂の危険すら感じ、泣く泣く『The Soft Bulletin』禁止令を出したほどである。以来四年近く、この曲を聴いてなかったりする。そろそろ禁を解いてもよい頃か。

Coney Island Baby / Lou Reed

1974年のアルバム『Coney Island Baby』のタイトル曲だが、ワタシが最初に聴いたのは、ちょうど大学に入学した直後に発売された三枚組アンソロジー『Between Thought and Expression: The Lou Reed Anthology』の一枚目ラストとして。つらいことがあると一人暮らしをはじめた薄暗い部屋でこの曲を何度も聴き、歌詞を朗読したこともあった。恥ずかしい話である。

ルー・リードというとソリッドなロックのイメージがあるが、彼のニューヨーカーとしてのルーツの一つであるドゥーワップを下敷きにした、彼が元々持っている良質なセンチメンタリズムが全開の名曲。ワタシも朗読したくなるほど歌詞も良いのだが、彼の詩集に収録されなかったのは、最後に当時同棲していた美少年レイチェル君の名前が出てくるためか。

You Better You Bet / The Who

オリジナルは1979年のアルバム『Face Dances』だが、再結成ライブアルバム『Join Together』(1990年)に収録されているバージョンがお勧め。メンバーを含め、このアルバムの評価はあまり高くないが、ワタシは高一のときこの再結成ライブをエアチェック(死語)し、The Who が一気に好きになった。思えばこのあたりから70年代の名盤を辿るようになったんですな。

『Join Together』は一枚目の『Tommy』再演だけでも聴く価値があると思うが(というかオリジナルより好き)、この後期の代表曲の演奏も見事で、特に一瞬若さを取り戻すロジャー・ダルトリーのボーカルが美しい。

この曲の歌詞は、ピート・タウンゼントが青春期の恋愛を思い返しながら書いたものだと思うが、当時10代だったワタシもピータンがこの曲を書いたのと大体同じ年齢になってしまったのだな……

Lark's Tongues in Aspic, Part One / King Crimson

言わずとしれたプログレッシブロックの金字塔『太陽と戦慄』の一曲目。

ワタシの場合、一般に有名なパート2よりパート1のほうが好き。パート2のようにしっかりと構成されておらず尻切れトンボに終わる感じは否めないが、メンバー五人が一斉になだれこむ瞬間の凶暴さがたまらない。一音一音握りつぶすかのようなロバート・フリップのギターに、なんと性格の悪そうな演奏をするんだこの人は! と感動したのを覚えている。

1990年8月15日に初めてこのアルバムを聴いて啓示を受け、「プログレなんか聴いてると人間が暗くなるぞ! まともな大人になれなくなるぞ!」と兄が止めるのを振り切り、ワタシはフリップ真理教に入信したのである。

結論を言うと……まったくもって兄の言う通りでした(笑)

ピエールとカトリーヌ / Blue Film

ワタシが音楽について書いた文章は、他のにもまして反響が少ないのだが、この曲についての文章を書いたため定期的に問い合わせがある。この曲を聞きたいのだが、なんとかしてくれと。

今聞くとちょっと出来過ぎでイヤミにすら思える。

アルバム『マンドラゴラ』Amazon で6000円の値がついている。なんということだ。こっちも未だにときどき聞き返す。

Five people to whom I'll be passing the baton are...:(バトンを渡す次の五人)

チェーンメール的な企画には賛同できないので当方は他の人には回しません」と書こうかと思ったが、なら最初から企画に乗るなよってなことになるので一応まわします。こういうのって身内でまわしても読者は全然楽しくないので、1. ワタシが実際にお会いしたことがない、2. メールなどのやりとりもまったく、もしくはほとんどない、3. つまり指名すること自体に緊張を覚える、という条件に合う人を挙げさせてもらう。

事前根回し一切なしの、飽くまで当方の勝手なリクエストであり、特に面識もない文筆業の方にこうした企画を回すのが無礼とみなされても仕方がないのは承知しております。どなたにしても無視・拒否していただいていっこうに構いません。

もしその気になられましたらよろしくお願いします。Musical Baton のルール、歴史については「Musical Baton ミュージカル・バトン!(歴史+回答つき)」をどうぞ。

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