ASCII の大森望さんの連載にワタシの名前が出てくるという話を聞いて本屋で立ち読みしたのだが、「ブログって何?」と改めて問い直す話で『ウェブログ・ハンドブック』の名前が挙げられていた。
実は少し前にワタシもそこまでネットに詳しくない女友達にズバリ「ブログって何よ」と聞かれて言葉に詰まってしまったことがあったのだが、大森さんも書かれているように『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』に書かれるような変遷を踏まえた上での使い分けが必要なんだろうなと思う。
せっかく本屋に寄ったので目についたSIGHT7月号も立ち読みしたのだが、山形浩生が連載でこちらも一回分ブログについて書いていて驚いた。ブログの特徴として過去の「相互リンク」と対比させる形でトラックバックを挙げていて正直めまいがしたのだが、話の本筋としては六年以上前に書かれた「ネットワークのオプション価値」に通じる内容だった。
しかし、例によってブログでジャーナリズムだ革命だと空騒ぎする連中をバカにしていて、また過去を振り返り伊藤穣一について「ぼくが率先してみんなでいじめたことがあった」みたいな表現があり、まったくひどいことをする人もいるものだと思った……というのは冗談です、すいません! ワタシにも責任があると言えるでしょうね。
しかしトラックバックねぇ……そういえば AERA でミナ・トロットのインタビューを読んだときも礼節を重んじる国民性のあらわれとか言って「お返しトラックバック」を擁護しないでくれよ! と思ったものだ。まぁ、客を批判するようなことを言えないというのは分かるけど。