Nicholas G. Carr 先生が、The Ignorance of Crowds という、また論議を呼ぶような文章を書いている。
このタイトルは言うまでもなく、Wisdom of crowds のもじりで、オープンソースは「群集の英知」ではなく「群集の無知」というわけだ。
ただ実際の文章はもう少し穏当で、オープンソースはイノベーションの重要な役割を果たしうるが、限界があるのも知れよといったもの。でも、それ自体がオープンソースソフトウェアじゃない Wikipedia を反証に使われてもなぁ。
これに対して OSI 代表の Michael Tiemann は、ニコラス・カーの主張はいつも半分は正しいんだけどね、と反論エントリを書いている。
でも、エリック・レイモンドが「伽藍とバザール」を発表して10年になるんだね。