2021年も終わりである。今回が今年最後の更新になる。
今年もパンデミックが続いたため自室のパソコンの前で過ごす時間も長く、例によって音楽を聴く時間も長かったので、2021年のベストアルバム選みたいなのをやってみようと思った。のだが、また一つアデルやラナ・デル・レイが入ったリストを加えたところで意味はなかろう。
そこで、今年その存在を知り、初めて聴いたアクトのアルバムのみから10枚選ぶことにした。要はニューカマーということだが、重要なのはワタシが知ったのが今年というだけで、別にそのアクトのファーストアルバムばかりではないこと。「このバンド、今まで聴いたことなかったの?」というのもあるが、まぁ、そういうことである。マウントは結構です。
以下、厳密ではないが、上にあるほど上位と考えていただきたい。
アーティスト | アルバム | 国内盤 | 輸入盤 | Spotify | Apple | YouTube |
---|---|---|---|---|---|---|
Arlo Parks | Collapsed in Sunbeams | Amazon | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
Japanese Breakfast | Jubilee | Amazon | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
Dry Cleaning | New Long Leg | Amazon | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
black midi | Cavalcade | Amazon | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
Black Country, New Road | For the First Time | Amazon | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
Hiatus Kaiyote | Mood Valiant | Amazon | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
Lost Horizons | In Quiet Moments | - | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
Yola | Stand for Myself | - | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
Yasmin Williams | Urban Driftwood | - | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
Anchorsong | Mirage | Amazon | Amazon | Spotify | Apple | YouTube |
少なくとも上から3つは、「(ワタシにとっての)ニューカマー」という制約を取り外しても今年のアルバムベスト10に入ると思う。というか、アーロ・パークスは今年聴いたすべてのアルバムで1位で、今年選んだ「21世紀最初の20年にリリースされたワタシが愛する洋楽アルバム40選」に入れるつもりで、しかし、調べてみたら今年のアルバムなので入れられないと気づいて頭を抱えたものである。
それにしても上記の「アルバム40選」を選んだときも思ったものだが、(フロントが)女性のアクトばかりである。
アルバムではなく曲単位で個人的に一番前のめりになったのはこれかな。
そういえば、ジャパニーズ・ブレックファストについてはエントリを書いているが、中村明美の「ニューヨーク通信」によると、彼女は今年本でもベストセラーを出しており、映画化決定とはすごいね。
映画ができた頃には、日本での彼女のプレゼンスもずっと上がり、邦訳も期待できるんじゃないかな。
そうそう、ジャパニーズ・ブレックファスト以外にもライブ映像を見て、これはよいと思ったアクトは他にもあり、ヤスミン・ウィリアムズは Spotify の何かのプレイリストで1曲知り、興味をもったので YouTube を検索したら、ちょうど Tiny Desk Concert が公開されており、たった一人での弾き語りがとても良かったのよね。
そういうわけで今年の更新もこれで終わりだが、今年いいなと思った曲は、Spotify に乗り換えて以降プレイリストにまとめており、気が付くと4時間超になってしまったが、年末の BGM にでも使っていただけると幸いである。
それでは皆さん、よいお年を。