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新山祐介さんの投稿で知ったが、プログラミング技術に関するナレッジコミュニティ、共同創業者のジョエル・スポルスキーの表現を借りれば「ロングテールなプログラミングの質問のWikipedia」である Stack Overflow だが、「ほとんど死んだ」と評されている。
「投稿される質問の数はピーク時の1/10程度、黎明期の2009年あたりの数まで激減している」というのはショッキングである。
投稿される質問数でいえば、2014年~2017年あたりがピークで、コロナ禍が始まった2020年にも急上昇しているが、その後衰退期に入り、ChatGPT 開始とともにダメ押しのごとくガクッと下がっている。やはり AI が Stack Overflow の衰退を後押ししている。
Slashdot で知ったが、Stack Overflow 側も現状を座して見守っているわけではなく、AI 時代を生き抜くためのプランがあるという記事である。
チャット機能を復活させてコミュニティメンバー間の対話を促進し、エキスパートに報酬を支払い、そのエキスパートに直接質問できる機能を提供し、ユーザごとにパーソナライズされたホームページを提供し、そして Stack Overflow 自身も AI を活用し、Stack Overflow の全コンテンツを検索できる AI エージェントを開発、といったあたりが対抗策のようだ。
CEO はこれらの方策は「コミュニティの利益のための倫理的で責任あるデータの使用と、これらの知識ベースを開発しキュレーションするコミュニティへの再投資」を追求しながら行っていると説明しているが、その未来は彼らの方策が人間の利用者を引き戻せるかどうかにかかっている。
また Stack Overflow は Q&A だけの会社ではなく、チーム専用のプライベートなQ&Aサイト(Stack Overflow for Teams)や広告、人材紹介のビジネスもある。
果たして Stack Overflow は AI 時代を生き残れるのだろうか?

