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The House Of Love

House of Love

House of Love

Amazon980円劇場ファンなんて書かれたら喜んでやりますがな。でも、そろそろネタ切れ(笑)

あと関係ないんだけど音極道茶室にもあるように今回のカーリング周りの話は「イイ話」が多くて、後からいろいろ読んではぐっときている。

さて、The House Of Love というとギターロック不遇の時代だった80年代後半にデビュー以来どうも時流に乗り切れなかったバンドというイメージがある。"Shine On"、"Christine" という透徹した少し暗めの汎英国ギターロックの名曲を立て続けにリリースしたのに後がうまく続かずクリエイションを離れてしまったし、メジャー移籍第一作となる本作にしてもその制作中にギタリストが脱退したりで本作もどかんとは盛り上がらなかった。しかも当時はマンチェスター全盛だったし。

そうした意味でガイ・チャドウィックという人は不運なだけでなくバンド運営にも長けていなかったのかもしれないが、ワタシは彼のそういう不器用そうなところも好きだ。本作に "Shine On" が入ると聞いてワタシは最初「また?」と思った記憶があるが、本作の荒々しい "Shine On" は、これまで作り上げてきた音世界を壊してでも前に進もうとするガイ・チャドウィックの意志のあらわれだったのではないか。ベスト盤にもこのアルバムバージョンが収録されているが、それなら一曲目の "Hannah" から続けて聴かないと面白くない。

"Shine On" だけでなく、30男が臆面もなく歌う思春期的な "I Don't Know Why I Love You" や、17歳で孤独だった彼を救った二つのロックバンドを歌ったやはり臆面もないロック賛歌である "Beatles and the Stones" はやはり感動的である。

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