今年ブログで新刊本を取り上げていて、この本もこの人が訳しているのかと思うことが何度かあり、まとめておこうと思った次第。
翻訳数が多いだけではなく、自分のアンテナにひっかかる本が多い、というのがポイントになる。ワタシの場合、どうしてもフィクションよりもノンフィクションになるので、例えば海外文学好きの人が選べば、また違ったチョイスになるだろう。
これだけの仕事量をこなすとはすごいなぁ、と素直に驚いたから取り上げるだけで、別に数が多ければ偉いと言いたいわけではないので念のため。
関美和さん
本ブログで取り上げただけでもジョン・キャリールー『Bad Blood』とジェフ・ベゾス『Invent & Wander』を手がけているが、それを含めて今年刊行された本では、なんと6冊に(共)訳者として名前を連ねている。
今年最後に刊行されるのはマリアナ・マッツカートだが、ワタシが3年近く前に取り上げた『The Value of Everything』ではなく、その次作の翻訳か。ローマ教皇が推薦の言葉ってマジかよ!
千葉敏生さん
本ブログで取り上げただけでもスコット・バークン『デザインはどのように世界をつくるのか』、ジャネル・シェイン『おバカな答えもAIしてる』、グレッチェン・マカロック『インターネットは言葉をどう変えたか』を手がけているが、それを含めて今年刊行された本では5冊手がけており、しかもすべて訳者としてのクレジットは千葉さんお一人!
さらには来年の2月には早くも2冊の訳書の刊行が予告されている。どんだけの仕事を平行してこなされているんだ……。
野中モモさん
やはり広義のテック関係の本の紹介が多い本ブログでは取りこぼしがちなのだけど、野中モモさんが今年3冊の訳書を刊行するのに目を見張る。訳された本のテーマも50人の女性シリーズをはじめ一貫していて、それにも野中さんの強い意志を感じる。
野中さんとワタシは同年だが、それこそ自分がウェブサイトを始めた頃からずっとあこがれの存在なので、多くの女性たちをエンパワーするであろう野中さんの仕事を称える機会を持てること自体嬉しい。