Traces of Choice で知ったのだが、カーティス・ヤーヴィンの『ネオ君主論 民主主義の敗北とテック右派の時代』が6月に出る。
かつてデヴィッド・カープは、明らかに不真面目なアイデアを真剣に書いてみせることを「カーティス・ヤーヴィン問題」と呼んで揶揄していたが、ワタシ自身カーティス・ヤーヴィンはろくでもないと思っている。
しかし、現実はどうだ。パランティアのアレックス・カープの『テクノロジカル・リパブリック』が出たばかりだし、ピーター・ティールの奇怪な反キリスト論の邦訳が改めてクーリエ・ジャポンに掲載されている。
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そうそう、ピーター・ティールといえば、文藝春秋 五月号に彼とエマニュエル・トッドの対談「世界は終末を迎えているのか〈東京極秘対談〉」が掲載されている。
ワタシ的には、エマニュエル・トッドはもはや「言説を真剣に受け取る必要のない人」の箱に入っているのだが、この対談が面白いのだから困ったものである。確かトッド自身が語っていたと思うが、この座組の対談が実現するのは日本の雑誌ならではかもしれない。
この対談はこの後書籍化されるとのこと。マジかよ。テック右派は増長するばかりに見える。
話をカーティス・ヤーヴィンに戻すと、そもそも今回邦訳が出る本の原書は何があたるのだろう。というか、彼は「ネオ君主論」についての本を書いてたっけ? もしかして日本独自企画?
あと来月、欧州議会議員だったマリエッチェ・スハーケの『テクノ・クーデター 民主主義崩壊とシリコンバレーの野望』という本が出るが、これも民主主義の後退とテック右派の増長が背景にあるに違いない。


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