レッシグの講演や本に『シンプソンズ』の映像をほんの2、3秒利用しようとして原作者の許可も得たのに弁護士に2万5千ドルを要求される話が出てくる。
音楽の利用となるともっと安いだろうが、同じようなライセンスの問題があることは容易に想像できる。
楽曲がコマーシャルや映画でよく使われるモービーはその問題を意識していたようで、44の未リリースの楽曲をインディーズや非営利の映画への利用を認めることを発表している。提供される楽曲はさらに増えるとのこと。
『デジタル音楽の行方』でも引用されている以下の発言をしたことで知られるモービーならそれほど不思議ではないが、これが豊かな創造につながるとよいね。
お小遣いが週に五ドルの一四歳の子が、どうして億万長者のミュージシャンと強欲なレコード会社が作った音楽をダウンロードして悪く思わないといけないんだ? レコード会社はその一四歳の子に手を差し伸べ、こう言うべきなんだ。「やあ、音楽を愛しているのは素晴らしいね。音楽を無料でダウンロードするんじゃなくて、たくさん音楽が聞けて、それにリリースされてないトラックにアクセスできて、チケットの割引や無料の商品を受けられるこのとても安価なサービスを試してみないかい?」
ネタ元は Digg。
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