児島由紀子のロンドン通信で知ったのだが、『Colin』というゾンビ映画が今年のカンヌ国際映画祭で話題になってるそうな。
カンヌも最近ではコンペティション部門ばかりが話題になるが、こういう国際映画祭の重要な役割は映画の買い付けにあるはずで、こういう話が盛り上がらないといけない。
『Colin』がすごいのが、制作費が45ポンド、日本円にして7000円足らずということ! マジかよ!
Wikipedia を見ると、やはりゾンビ役を集めるのに Facebook や MySpace を利用したとのこと。『指輪物語』のファンが作り上げた『The Hunt For Gollum』もそうだが、大金がなくても才能と熱意と運があれば面白い映画はできるんだな。だからこそ映画界を目指す才能が絶えないんだろう。
問題はこの『Colin』の出来栄えなのだが、何とゾンビの視点による映画とのことで世にも珍しい「泣けるゾンビ映画」の誕生なのかも。
ロメロの『ゾンビ』はワタシにとってオールマイベストの一つだし、児島由紀子が引き合いに出している『ショーン・オブ・ザ・デッド』も大好きだ。どうして我らボンクラはゾンビに惹かれるのだろう。