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アーロン・シュワルツに見るネットネイティブ世代的SOPAとの戦い方

アーロン・シュワルツ(苗字の読みはシュオーツのほうが正しいのではという指摘を受けたが、もう慣れちゃったのでこちらに統一させてもらう)については Wired Vision 連載でも「アーロン・シュワルツ先生の次回作にご期待ください!」「ネットは政治の監視者たりえるか」と2回にわたり取り上げており注目してきた。データ窃盗の疑いで昨年逮捕されてしまい心配だったのだが、最新インタビューを読むと元気そうで何よりである。

インタビューは SOPA 絡みの質問が多いが、本当にこの人はネットネイティブ世代なんだなと思わせる受け答えが多い。しかし、ワタシが一番面白いと思ったのは、彼が単純なネット万能論者でないところ。

僕がインターネットを見て回るようになった頃、これは今日でもそうだけど、技術コミュニティはテクノリバタリアンがとても幅を利かしていた。「俺たちが政府を邪魔にならないようにして、皆にソフトウェアを書かせるようにすれば万事オッケーじゃん」みたいな。そういうのをたくさん読んだけど、僕は決して納得しなかったね。僕はリバタリアンとはかなり違う。何より、人々に対する共感を信じられないくらい持ってるところが僕の個性の奇抜なところだね。僕は人々を助ける必要があると分かっていた。技術コミュニティは、共感が欠けていることが多いと思うんだ。

この発言は、彼の Wikipedia などに対するスタンスを見ればよく分かるように思う。

ネタ元は Boing Boing

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