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キング・クリムゾン50周年を祝して、ロバート・フリップの10の名言(迷言?)を訳してみる

今年はキング・クリムゾン結成50周年ということで、毎週1曲ずつレア曲を公開する企画「キング・クリムゾン50」が始まり、精力的なツアーや再発が告知されている。

昨年末にはキング・クリムゾンの来日公演に2日行き、我がキング・クリムゾン人生に悔いはなしの思いを強くしたものだが、ワタシも何か協力(?)したいということで、たまたま見つけたロバート・フリップの10の名言(迷言?)を訳してみることにする。

元ページには出典がなく、ワタシも横着して一切それを調べなかったので、文脈を取り違えた、あるいはロバート・フリップ先生のウィットを解し損ねた誤訳があると思うので申し訳ない、と予め書いておきます。

社会について

40年経って何が変わったって? とても簡単だよ。40年前は市場経済があった。それが今日では市場社会だ。今では、倫理を含むあらゆるものに値段がついている。

これだけは出典が分かる。Financial Times のインタビューですね。

失敗について

失敗はいつだって許せるものだが、言い訳がたつことはめったにないし、いずれにしても受け入れられない。

音楽について

人はたいてい、音楽家が音楽を作ると考えるが、現実には音楽こそが音楽家を作り上げるのだ。

これはロバート・フリップの言葉の中でワタシも特に好きなもので、作品と作家の関係全般にも言えると思う。

私はギター・クラフトの生徒に、どうしてもというのでなければプロのミュージシャンになるのを勧めない。「音楽を愛するのなら、電気掃除機を売るなり、配管工になることだ。人生で役に立つことをしたまえ」と言ってるよ。

音楽とは沈黙のワインが入ったカップだ。音がそのカップだが、中身は空だ。ノイズもカップになりうるが、それだと割れている。

音楽は決してなくなることはない。音楽はいつだって利用できるが、我々が必ずしも音楽の手の届くところにあるとは限らない。

音楽は、ときに思いもよらない人に発言権を与えるべく聞かれるのを特に望む。

音楽ビジネスについて

プロのミュージシャンになるからといって、一日12時間音楽を演奏するようにはならない。一日12時間をビジネスの面倒を見て、君の利益を盗もうとするいろんな人たちからの訴訟を処理し、バンドの前のメンバーからの敵対的な告訴をかわすのに費やすというのが正しい。

パーティについて

私と本の関係はパーティのようなものだ。そこに一杯のコーヒーが加わると、さしずめ乱交パーティだね。

幸運について

ビギナーズラックは、初心者にこそふさわしい。

ロバート・フリップのファンならご存知のように、この人はいかにもイギリス人らしいねじれたユーモアのある人なのだが、その片鱗がうかがえるだろうか。

Meltdown: King Crimson, Live In Mexico (3CD+Blu-Ray)

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