さて、まさに今日第95回アカデミー賞が発表されるわけだが、この記事ではアカデミー賞の歴史においてもっとも不可解な受賞を10個選んでいる。
ワタシも「アカデミー作品賞をとったのに今では相手にされることが少ない映画の代表格といえば?」とか「アカデミー賞にひとつもノミネートされなかった名作映画の数々」といったエントリを書いており、まぁ、受賞は時の運というか、あとから振り返ってノミネートにしろ受賞にしろ間違いだろと言いたくなるものが少なからずあるわけだが、この記事で選ばれているのは以下の通り。
- 第14回アカデミー賞における『わが谷は緑なりき』の作品賞、監督賞、撮影賞受賞(『市民ケーン』がとるべき)
- 第41回アカデミー賞における『オリバー!』の監督賞、美術賞受賞(『2001年宇宙の旅』がとるべき。というか、『2001年宇宙の旅』は作品賞にノミネートすらされてない!)
- 第78回アカデミー賞における『皇帝ペンギン』の長編ドキュメンタリー映画賞(『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?』がとるべき)
- 第78回アカデミー賞における『クラッシュ』の作品賞受賞(『ブロークバック・マウンテン』がとるべき)
- 第62回アカデミー賞における『ドライビング Miss デイジー』の作品賞受賞(これはよく言われるが、じゃあ、これでなくどれがとるべきかとなると難しいかも)
- 第25回アカデミー賞における『地上最大のショウ』の作品賞受賞(『真昼の決闘』か『静かなる男』がとるべき)
- 第71回アカデミー賞における『ライフ・イズ・ビューティフル』でのロベルト・ベニーニの主演男優賞受賞(『アメリカン・ヒストリーX』のエドワード・ノートンか『プライベート・ライアン』のトム・ハンクスがとるべき)
- 第73回アカデミー賞における『グリーン・デスティニー』の撮影賞受賞(『オー・ブラザー!』がとるべき)
- 第70回アカデミー賞における『恋愛小説家』でのヘレン・ハントの主演女優賞受賞(『Queen Victoria 至上の恋』のジュディ・デンチか『タイタニック』のケイト・ウィンスレットがとるべき)
- エイミー・アダムスが過去6回ノミネートで一度も受賞できていないこと
作品賞では他にもおかしいのがあるんじゃないかという気がするが、こういうのは難しいですな。
エイミー・アダムスがアカデミー賞をとれてないのはおかしいというのは異議なしである。『アメリカン・ハッスル』か『バイス』あたりでとるべきだったと思うし、この記事で『メッセージ』で主演女優賞にノミネートされるべきだったと書かれているのにも同意する。