KAME プロジェクトの完了については既にニュースを読んでいたが、無印吉澤で IPv6style の記事を知る。
執筆しているのは KAME プロジェクトを主導した IIJ の山本和彦氏なのだが、思えば1998年の Internet Week で、山本和彦氏による IPv6 と IPsec のセッションを受講し、氏の情熱に感激したものである。
また Internet Week では、2000年には Global IPv6 Summit にも参加したし、98年、2000年とも 6bone-jp BOF に参加し、山本和彦氏、荻野純一郎(itojun)氏、坂根昌一氏をはじめとする KAME プロジェクトのメンバー、WIDE の方々の丁々発止のやりとりを目の当たりにし、技術者として大変な刺激を受けたことを生々しく覚えている。
そういえば GNU Zebra の作者、IP Infusion の創業者、CTO である石黒邦宏氏(はてなダイアリーが忘れた頃に更新されますね)を見たのも 6bone-jp BOF だった。正直言ってそのときは、「ヘンな人だな」と氏の喋る姿を見て思ったというのはヒミツであるが(笑)
「KAME プロジェクトの歴史と成果」は BSD Magazine における山本氏の連載を読んでいた人なら知らない情報はそれほどないかもしれないが、KAME プロジェクトにまったく何の関係もないワタシも読んでいていろいろ思い出すところのある文章だった。