- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: DVD
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以前から面白いという評判を聞いていたのだが、当時ダニー・ボイルというと『ザ・ビーチ』がどうしようもない映画でかなり印象を悪くしていたのでレンタル屋で手が伸びなかった。
本作に登場するアレは正確には「ゾンビ」ではないのだが、この設定のほうがより現実的だし、走るゾンビの必然性もある(まぁ、あれだけ激しい殺し合いをすれば本人が気付かなくても感染する可能性があるだろとも思ったが)。
途中のスーパーマーケットの描写や後半の一番怖いのは生きる人間かもねという展開がロメロのゾンビ映画のリスペクトにもなっているわけだが、特に本作のクライマックスで主人公が人を殺す場面、傍にいる人間にすると主人公が正気なのか感染者なのか区別がつかず迷うというのが重要なポイントになっていたね。
あとさすがダニー・ボイルというべきか、前半の人っ子一人いなくなったロンドンの街、そして後半にある雨の森の場面など映像の美しさを見せてくれた。
本作のエンディングについては、DVD に「もう一つのエンディング」として入っていたもの(劇場公開時はこっちだったのかな?)のほうがリアルだったと思う。が、それだと厳しすぎるのかな。