2005年後半の Wikipedia は、その巨大化に伴う問題点がいろいろ顕在化したように思うし、それは必ず通らないといけない道だから仕方ないと思うが、最後になってちょっとアレな問題で話題を集めてしまった感じである。
この問題については有名ブロガーさん達も反応していて、マイクロソフトの Robert Scoble は Wikipedia の自分のエントリは編集しないよと宣言し、それを受けて Dave Winer はオイラは自分のエントリを編集どころか見もしないがなと書いている。Ross Mayfield は自分のエントリにいくつか追記したことを認めており、Tim Bray も編集したことがあるがこちらは目標がはっきりしていたとのこと。
これを自分に置き換えてみると、Wikipedia にワタシの項目ができることはまずないが、はてなダイアリーキーワードの yomoyomo の項目に関しては編集したことがあるのは書いておく。といってもワタシの場合『デジタル音楽の行方』の情報を加えただけなのだけど。
ワタシの場合、明らかに虚偽の情報が書き込まれたら自分で編集することもあると思う。はてなダイアリーキーワードの編集履歴も見やすくなったので、おかしな編集をしたらそれで批判されることもあるだろう。それならば問題ないと思う。
あと日本では報道されていないが、今回 Jimmy Wales がクレジットを削除することを固執した Larry Sanger が Digital Universe という一般ユーザによるコンテンツを各分野の専門家達がチェックして公開するという Wikipedia 信頼性向上版ととれそうなサービスをはじめるというので Jimmy Wales が神経質になっているのではないかとも思ったが、これは邪推か。
この件については /. のストーリーもできている。