Slashdot で知った文章だが、電子書籍の DRM に固執することで、音楽業界の歴史を学ぶことなく過ちを繰り返しているねと出版業界を批判している。
電子書籍の DRM という話題については、ワタシもマガジン航に「電子書籍にDRMは本当に有効か?」という文章を3年前(!)に書いているのだが、片方で SF 系の Tor Books が DRM フリーを宣言して一年経つ一方で、その動きはまだ主流派にはなってない。
これについてはチャールズ・ストロスの「Amazonのebook戦略の意味」とその続きの話も参考になるが、ワタシもちょっとだけ訳したヒュー・マクガイア、ブライアン・オレアリ編『マニフェスト 本の未来』の第5章「DRMの投資対効果を考える」が、DRM をうまくいっている例も挙げる冷静な議論だったので、ご一読をお勧めする。