先ごろ第96回アカデミー賞のノミネートが発表された。日本関係では『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞、『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション映画賞、そして↓に感想を書いている『PERFECT DAYS』が国際長編映画賞(日本代表作品として!)にノミネートされたのが話題になっている。
こういう賞では、なんでこれがノミネートされなかったというのがつきもので、今回の場合、『バービー』が監督賞、主演女優賞でノミネートされないのに、助演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリングが遺憾の意をあらわしている。
一昨年にアカデミー賞にひとつもノミネートされなかった名作映画、昨年にアカデミー賞の歴史上もっとも不可解な受賞10選を取り上げたのに続き、アカデミー賞にノミネートさえされなかった名演技を取り上げた Guardian の記事を紹介する。
元記事で「今世紀」とうたいながら2000年公開の映画が一本入っているのは見ないことにして、20(正確には21)の名演技のリストを見てみましょう。
- 『マルホランド・ドライブ』(asin:B072C28XKH)のナオミ・ワッツ(主演女優賞)
- 『サイドウェイ』(asin:B07D2K1NBZ)のポール・ジアマッティ(主演男優賞)
- 『ありがとう、トニ・エルドマン』(asin:B075N3NHZH)のザンドラ・ヒュラー(主演女優賞)
- 『メッセージ』(asin:B073WYTS2Q)のエイミー・アダムス(主演女優賞)
- 『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(asin:B000RZEIF6)のジーン・ハックマンと『グランド・ブダペスト・ホテル』(asin:B07DQXT9YF)のレイフ・ファインズ(主演男優賞)
- 『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(asin:B00NOFGPCA)のオスカー・アイザック(主演男優賞)
- 『ハスラーズ』(asin:B09LVJ2JX6)のジェニファー・ロペス(助演女優賞)
- 『パディントン2』(asin:B07C9JTV21)のヒュー・グラント(助演男優賞)
- 『アス』(asin:B08CZZ9856)のルピタ・ニョンゴ(主演女優賞)
- 『記憶の棘』(asin:B076H67VF3)のニコール・キッドマン(主演女優賞)
- 『グローリー/明日への行進』(asin:B01M4QNP2H)のデヴィッド・オイェロウォ(主演男優賞)
- 『メランコリア』のキルスティン・ダンスト(主演女優賞)
- 『マスター・アンド・コマンダー』(asin:B0B6FCTC88)のポール・ベタニー(助演男優賞)
- 『ロスト・イン・トランスレーション』と『真珠の耳飾りの少女』のスカーレット・ヨハンソン(主演女優賞)
- 『魂のゆくえ』(asin:B07WQ7C2MF)のイーサン・ホーク(主演男優賞)
- 『プラダを着た悪魔』(asin:B0083RQH4K)のエミリー・ブラント(助演女優賞)
- 『ハッピー・ゴー・ラッキー』のサリー・ホーキンス(asin:B00NF6O1GA)(主演女優賞)
- 『ナイトクローラー』(asin:B07KM1WNJV)のジェイク・ジレンホール(主演男優賞)
- 『逆転のトライアングル』(asin:B0C2PFR7BH)のドリー・デ・レオン(助演男優賞)
- 『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(asin:B00118Q9ZK)のマーク・ラファロ(助演男優賞)
近年の映画でも新品のディスクが入手できない映画がぼちぼち出てきてますな。
『メッセージ』のエイミー・アダムスについてはワタシも書いたことがあるし、確かにと思う人がいくつか入っているが、個人的には『ヘレディタリー/継承』のトニ・コレットが入ってないのはいかんでしょ! と言いたくなった。
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