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2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ローレンス・レッシグ教授のインタビューがしみじみ興味深い

『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』の中でもローレンス・レッシグ先生の名前は何度も引き合いに出しているし、というかインターネットの自由と民主主義について考える上でひとつの規範であると言ってもよい。しかし、彼の…

メイカームーブメントの火を絶やさないためにも、あらためてオライリー・ジャパンを称えたい

先月「Maker Mediaの操業停止とメイカームーブメントのこれから」というエントリを書いているが、Maker Media の後継となる会社 Make Community の立ち上げ、でも状況は楽観を許さないというステートメントが出ている。ワタシとしては、とにかくメイカームー…

インターネットは書くことをより良いものにしている?

メディアが言葉に影響を与えるのは不思議なことではない。インターネットも言葉を変えるところはあるだろう。でも、それはどちらかという悪い影響として語られることが多かった。それに対して、「インターネット言語学者」を自称するグレッチェン・マカロッ…

梶谷懐さんの共著新刊『幸福な監視国家・中国』が楽しみだ

梶谷懐さんのニューズウィーク日本版連載「中国の「監視社会化」を考える」は毎回楽しみの読ませてもらったが、KINBRICKS NOW の仕事でも知られる高口康太さんとの共作という形で来月書籍化される。幸福な監視国家・中国 (NHK出版新書)作者: 梶谷懐,高口康太…

IndieWireが選ぶ2010年代の名作映画100本

えーっ、もう2010年代が回顧されてしまうのかと思ったが、思えば2010年代もあとおよそ5か月で終わっちゃうんだよな。今年後半すごい映画が公開されるかもしれず、こういう企画はそれを待ってやればいいと思うのだが、IndieWire が先鞭をつけた形である。ベス…

『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第67回がウェブ公開されている

サイゾー2019年8月号の『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第67回になぜかワタシが登場している話は先日お伝えした通りだが、そのウェブ版が公開されている。この対談が実現したいきさつなどについては先日書いたので、今回は対談内容について補…

Facebookが解体されるべき理由をティム・ウー教授が改めて解説する

この記事、ワタシが見落としたのでなければ WIRED.jp には日本語訳が出ていないはずである。アントニオ・ガルシア・マルティネスの「それでもフェイスブックを「解体」すべきと考える理由」があるのでこっちはもういいという判断かな。アントニオ・ガルシア…

オブジェクト指向プログラミングは1兆ドル規模の大失敗なのか?

えーっと、長すぎて、ワタシも全部は読み通せていません。文章の趣旨はインパクトが強いタイトルの通りで、オブジェクト指向プログラミングは1兆ドル規模の災厄であり、もうオブジェクト指向プログラミング(OOP)の先に進むべき時だよ、ということである。…

ボブ・ロスが「ボブの絵画教室」で書いた絵は今どこにあるのか?

プレゼンターのボブ・ロスがインターネットが一般的になる前に死去したにも関わらず、テレビ番組「ボブの絵画教室」はインターネット時代も愛されており、何年かに一度動画サイトでバイラル化する。そういえば少し前に「ボブの絵画教室」の絵をマインクラフ…

単行本が出て37年のときを経て初めて小島信夫『別れる理由』が文庫化されるという文学的事件(事故?)【追記あり】

小島信夫といえば、第三の新人に分類され(ただ年代的には、その分類の代表的作家よりも年長)、『アメリカン・スクール』で芥川賞、『抱擁家族』で谷崎賞を受賞し……と紹介される高名な作家である。ワタシも『抱擁家族』が好きで、講談社文芸文庫編「戦後短…

『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』が国立国会図書館オンラインに登録された

『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』を達人出版会の高橋征義さんが国会図書館に納本くださった話は以前書いたが、無事に国立国会図書館オンラインに登録されている。ワオ!もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて :…

ビジネスモデルのイノベーションは技術的イノベーションよりも破壊的ゆえに暗号資産ビジネスには期待できる?

『ツイッター創業物語』に登場する冷徹傲岸な投資家としておなじみフレッド・ウィルソンが、ビジネスモデルのイノベーションは技術的イノベーションよりも破壊的だという話を書いている。ウィルソンが例として挙げるのは、ウェブからモバイルアプリへの移行…

葛飾北斎の傑作「神奈川沖浪裏」が博物館、著作権、そして今日のオンラインコレクションについて教えてくれること

原題の「The Great Wave」とは、葛飾北斎の「富嶽三十六景」における神奈川沖浪裏のことだが、そういえば2年前に大英博物館に行ったとき、日本美術の展覧会を控えていたようで、広告に描かれていたのがこの神奈川沖浪裏で、やはり北斎の代表作というだけでな…

世界初の長回し・ワンカットPVかはともかく、マッシヴ・アタック「Unfinished Sympathy」は素晴らしい

このエントリを含む beipana というブログがワタシは好きで、力の入ったエントリが書かれるたびに毎度楽しく読ませてもらっている。少し前にこれまでを振り返るエントリが公開され、それを契機にワタシもこのブログの過去ログを再読する機会があったのだが、…

トイ・ストーリー4

トイ・ストーリー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2013/11/20メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (4件) を見る公開初日の金曜日に…

サイゾー2019年8月号の『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第67回になぜか登場

yomoyomoの執筆、翻訳活動にサイゾー2019年8月号を追加。『クロサカタツヤのネオ・ビジネス・マイニング』第67回「ネット黎明期からの書き手と語る、スマホとSNS以後のネットの未来」で対談相手を務めました。サイゾー2019年8月号【中韓エンタメ(禁)大全・ブ…

ウィキペディアの共同創始者が唱えるデジタル独立宣言、並びに非中央集権型ソーシャルネットワークの原則

Declaration of Digital Independence – Larry Sanger Blog ウィキペディアの共同創始者として知られるラリー・サンガーだが、システム的に Wikipedia への批判を内包したオンライン百科事典 Citizendium を立ち上げるもそんなに話題にならず、近年では今度…

ブレット・イーストン・エリスがこんな面白いことになっているとは知らなかった

書肆侃侃房が面白い。西崎憲が編集長を務める文学ムック『たべるのがおそい』は、今年の春の第7号で終刊したが、最近も北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』のような面白い本を出して気を吐いている。惜しいことにワタシがその存在を知ったのは(つま…

はてなグループの終了への対応(は特にない)

はてなダイアリーの終焉を知ったとき、はてなグループもいずれそうなると思っていたので、正直そこまで驚きはない。 はてな社内では、はてなグループは徹底的に利用されていて、技術仕様、日報、メモ書き、ミーティングアジェンダ〜議事、プレゼンテーション…

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定) [Blu-ray]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2019/12/04メディア: Blu-rayこの商品を含むブログを見る公開中の映画だし、この映画の場合、必然的…

『ブラック・ミラー』全23作をランク付けするとどうなるか?(シーズン5は……)

先月 Netflix で配信が始まった『ブラック・ミラー』シーズン5だが、早速ワタシも観た。はっきりいって、この番組の未来の先取り的な要素ははっきり後退しており、WIRED のように「“現実”に追い越され、もはや「驚き」が見られない」という評も出るだろうな…

オバマ政権時代の大統領経済諮問委員会委員長も務めたアメリカを代表する経済学者の遺作『ロック経済学』

大原ケイさんからアラン・クルーガーの Rockonomics という本を教えていただいた。ROCKONOMICS作者: ALAN B. KRUEGER出版社/メーカー: Currency発売日: 2019/06/04メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを見るRockonomics: A Backstage Tour of What t…

Uberの性差別的企業文化を暴いたスーザン・ファウラーの回想録が刊行される(ただし来年3月)

既に TechCrunch で告知されていたが、Uber で受けたセクシャルハラスメントを告発し、シリコンバレーに蔓延するセクハラと差別を明らかにしてシリコンバレーに激震をもたらしたスーザン・ファウラーの回想録が刊行される。Whistleblower: My Journey to Sil…

『山形浩生書評集─経済・ビジネス編』が出る、ということはそれに続く「編」も出るということなのか?

TOWER RECORDS ONLINE や芽瑠璃堂に「山形浩生書評集─経済・ビジネス編(仮)」なる本の情報があがっている。版元は ele-king books とのことだが、まだ情報があがってない。ele-king books はよい本を多く出しているところなのでこういうことは書きたくない…

積みNetflix披露の会というアイデアはどうだろう?

Yugui さんがツイッターで辛い心情を吐露していた。積みnetflixが消化できなくて辛い気持ちになってくる。何だこの状態— Yuki Yugui Sonoda (@yugui) June 30, 2019これあるよね。「積読」ならぬ「積みNetflix」という言葉がどこまで人口に膾炙しているかは…

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