2024-01-01から1年間の記事一覧
WirelessWire Newsで「「お前の手は血まみれだ」に始まる2024年のクリシェ、そしてAIの儚い未来の落としどころ」を公開。今回もぶち狂った長さになってしまいました……。さて、今回の原稿で取り上げられている文章、昨年末から今年のはじめに公開されたものが…
scripting.comデイヴ・ワイナーが、スティーブン・レヴィが Bluesky か Threads かどっちか忘れたけど、興味深い質問をしていたと書いている……が、これこそ、実は2024年的なのかもしれない。Twitter あらため X がゴミだめとなり、Bluesky や Threads や Mas…
blog.opensource.org「オープンソースの失われた10年と「オープンソースAI」の行方」で取り上げた「オープンソース AI」の定義策定の現状について、OSI のステファノ・マフリが書いている。「オープンソース AI」の定義のドラフトは v.0.0.5 だが、一目見て…
www.infoworld.com『Insider's Guide to Cloud Computing』(asin:B0BYHX7LF6)の著書もあるクラウド分野のベテランである David Linthicum が、「企業のクラウド離れ」についての記事を書いている。最新の調査で、英国の企業の25%が、クラウドベースのワー…
ダム・マネー ウォール街を狙え! [Blu-ray]ポール・ダノ,ピート・デヴィッドソン,ヴィンセント・ドノフリオ,アメリカ・フェレーラAmazon昨年、「映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』がすごく面白そうな件とベン・メズリックの異様な仕事の早さに驚いた…
ジョナサン・デミの『ストップ・メイキング・センス』については、かつて史上最高の音楽映画に選んだのをはじめ、このブログでもこれまで何度も讃えてきた。ワタシは今50歳だが、この映画をリアルタイムには体験していない。ワタシの故郷の田舎では公開され…
news.slashdot.orgMeta のマーク・ザッカーバーグが、AI のオープンソース化について語った言葉がなぜか Slashdot に掲載されているので、その部分を訳してみた。 我々が研究や膨大な計算の成果をオープンソースにして、どのように利益を得るのか疑問に思っ…
yamdas.hatenablog.com調べものをしていて、4年前に紹介したマリアナ・マッツカートの『The Value of Everything』の邦訳が、『国家の逆襲』の邦題で昨年刊行されていたのを知った。国家の逆襲作者:マリアナ・マッツカート経営科学出版Amazon『The Value of …
yamdas.hatenablog.com3年以上前のエントリだが、そこでワタシは以下のように書いている。 嘉島唯さんは生きのびて、優れた文章を書き続けてほしいし、数年のうちに、来年にでも彼女の本を読めればと願っている。お互い生き残って、数年後でもそうした形で会…
www.nytimes.comデイヴィッド・J.スカル(公式サイト、Wikipedia)の名前を久しぶり見たなと思ったら、訃報だった。車の事故に巻き込まれて亡くなったとのこと。享年71。彼の著作は、日本でも90年代後半に次々と邦訳が出た。ハリウッド・ゴシック―ドラキュラ…
nme-jp.com旧聞に属するが、昨年ザ・ポーグスのシェイン・マガウアンが亡くなった。現代英国でもっとも愛されるクリスマスソング「ニューヨークの夢(Fairytale of New York)」をはじめとする代表曲で知られるが、訃報を受けてアイルランドの大統領が追悼の…
nejimaki-radio.comNew Yorker の記事を紹介するエントリだが、これで Kyle Chayka の新刊 Filterworld を知った。ねじまきさんの以下の要約を読み、まさにこれ、ワタシが先週書いた「WEIRDでいこう! もしくは、我々は生成的で開かれたウェブを取り戻せるか…
www.jacobelder.comMIT の蚤の市で、1986年に発行された 4.3 BSD のマニュアルの表紙に描かれている BSD デーモンのマスコットに「初期 Unix システムと現代文化のつながり」を見つけたという話である。なにかというと、BSD デーモンを描いたのが、ルーカス…
www.theguardian.com先ごろ第96回アカデミー賞のノミネートが発表された。日本関係では『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞、『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション映画賞、そして↓に感想を書いている『PERFECT DAYS』が国際長編映画賞(日本代表作品として…
年末年始に『枯れ葉』か本作を観たいなと思いながら、逃してしまう感じだった。今週たまたま時間ができたので、『みなに幸あれ』など観たい映画はいくつかあってどれを観るか迷ったが、上映時間の関係で本作になった。役所広司が好演しており、彼のことが好…
WirelessWire Newsで「WEIRDでいこう! もしくは、我々は生成的で開かれたウェブを取り戻せるか」を公開。今回のタイトル(の前半)は、言うまでもなく↓のもじりなので怒らないように。とにかく AI がメインテーマでない文章を書きたかった。といいつつ、や…
オライリー本家から Building Green Software なる本の刊行が予告されている。Building Green Software: A Sustainable Approach to Software Development and Operations作者:Currie, Anne,Hsu, Sarah,Bergman, SaraOreilly & Associates IncAmazon恥ずかし…
コリイ・ドクトロウの Pluralistic で、『いつになったら宇宙エレベーターで月に行けて、 3Dプリンターで臓器が作れるんだい!?』(asin:4759820353)の邦訳があるケリー・ウィーナースミス(生物学者)、ザック・ウィーナースミス(漫画家)夫妻の新刊 A C…
きっかけは Facebook で、ジョン・ケイル、ルー・リード、パティ・スミス、デヴィッド・バーンの4人がステージで演奏する写真を見たことだった。キャプションに1976年とある。パティ・スミスがデビュー作の傑作『Horses』(プロデュースはジョン・ケイル)を…
昨年観に行きたかったが都合が悪くて行きそびれ、悔しく思っていた。が、年末年始のナショナル・シアター・ライブ10周年記念アンコール上映のおかげで、もうすぐ取り壊しになる大洋映画劇場でようやく観れた。NTLive の作品を映画館で観るのはこれが初めてで…
ここ数年、半年に一度やっているエントリ(前回、2023年上半期)で2024年を始めたい。近作のみ取り上げる。 プロミシング・ヤング・ウーマン(Netflix) キャリー・マリガンは『17歳の肖像』でブレイクした後、『わたしを離さないで』や『インサイド・ルーウ…
www.businessinsider.com「世界最大のプロフェッショナルネットワーク」を謳う、ビジネス特価型 SNS 最大手の LinkedIn が、リモートワーク時代の今、もっともホットな出会い系サイトになりつつあるという記事だが、ホントかよ。この記事では、LinkedIn で仕…
news.slashdot.org(当時人気だった ICQ や AIM などの)インスタントメッセージシステムへの透過的な通信を可能にするオープンソースプラットフォームを目指す Jabber が立ち上がって25年になるよというストーリーだが、25年前のストーリーを告知したユーザ…
www.nytimes.com「信頼なき時代における偽情報の問題」というタイトルの New York Times の記事だが、イーロン・マスクが X(旧 Twitter)における信頼の維持にリソースを割くのをやめ、コンテンツモデレーションチームを解体し、代わりにヘイトスピーチやワ…
昨年末のクリスマスにロバート・フリップ先生が短い動画を公開している。 奇妙で不確かな時代には、時に理性的な人は絶望してしまうかもしれない。 しかし、希望は理屈ではなく、愛はこれよりもさらに偉大なものだ。 創造欲求の言葉にできないほどの博愛を信…