当ブログは YAMDAS Project の更新履歴ページです。2019年よりはてなブログに移転しました。

Twitter はてなアンテナに追加 Feedlyに登録 RSS

2020-01-01から1年間の記事一覧

『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』最新版公開&Kindle版公開!&特別版(紙版)セール

達人出版会において『もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来』のバージョン1.1.2が公開。サポートページにも反映。もうすぐ絶滅するという開かれたウェブについて 続・情報共有の未来【電子書籍】yomoyomo達人出版会発行日: 2017…

もっともパワフルで拡張性のあるオープンソースWikiソフトウェアを謳うWiki.js

wiki.js.orgHacker News や Four short links で話題になっているので Wiki.js を知り、すわ Wiki の新星か! と思ったら、ワタシが知らないだけで2017年には公開されていたんだね(逆に言うと、なんで今頃海外で話題になったんだろう?)。Node.js 製で、以…

トランプ再選阻止を目指し、アメリカで注目を集める「リンカーン・プロジェクト」の動画

lincolnproject.usBoing Boing や Scripting News といった書き手がリベラルのブログで Lincoln Project(の動画)が取り上げられるのを何度も目にし、これなんだろうと調べたが、日本のネットメディアでこれを取り上げているのは海野素央明治大学教授の文章…

本当に巨大テック企業は哲学者を雇っていたのか

ix-careercompass.jp昨年ワタシは「テック企業が哲学者を雇うべき理由 あるいは(バイトテロの無知がもたらす予期せぬ教育的効果)」というエントリを書いているが、Google や Apple や Facebook といった巨大テック企業は本当に哲学者を雇っていたんだね。 …

「ネタばれ禁止」を本編でお願いする映画はいくつあるのか?

少し前になるが、NHK BSプレミアムで録画しておいたビリー・ワイルダーの『情婦』を観た。恥ずかしながら、ワタシはビリー・ワイルダーの名作でも観てないものが多いのだけど、BSプレミアムで放送されたものを地道に録画しておくことで、昨年から『アパート…

コーディングの自動化とプログラミングの未来について

yamdas.hatenablog.com今月のはじめに書いたポエムだが、割と反響もあり、多くの人に読まれたエントリになったようでありがたいことである。www.oreilly.comワタシがエントリを書いた数日後に、ずっとこの話題に関して注目してきたマイク・ルキダス(オライ…

2020年はLinuxカーネルにおけるRust元年になるか?

hackaday.com昨年9月に「Rustこそがシステムプログラミングの未来(で、C言語はもはやアセンブリ相当)なら、Rustで書かれたドライバのコードをLinuxカーネルは受け入れるべきなのか?」という話を書いているが、その続きというか、今年こそ Linux カーネル…

あの『ホール・アース・カタログ』のHyperCard版(!)をブラウザ上で実行できるってマジか

boingboing.netかのケヴィン・ケリーが、『ホール・アース・カタログ』の電子版について1980年代のニュース番組で語る映像が発掘されたようで、そうかケヴィン・ケリーはあれの制作にも関わってたんだね。しかし、『ホール・アース・カタログ』って紙の本だ…

MMT(現代貨幣理論)の主唱者ステファニー・ケルトンの『財政赤字の神話』が9月に出るぞ

5月はじめに「邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2020年版)」を公開したが、そのときおそらくは最初に邦訳が出るのはこれだろうと踏んでいた、現代貨幣理論(MMT)の主唱者ステファニー・ケルトンの『The Deficit Myth』の邦訳が9月に出…

映画における日本刀の使い方がどれくらいリアルか抜刀術の師範が評価する

HiSUi TOKYO で抜刀術の師範をつとめる海渡翠壽さんが映画における日本刀を使った戦闘シーンがどれくらいリアルか評価している。映画のチョイスは新旧幅広く、師範はどの映画についても極めて穏やかにコメントしているが、点数はそれなりにつけている。以下…

プログラミングをする必要がなくなった後に人間に何が残るのか?

あらかじめお断りしておくが、以下、ほぼ妄想に基づくポエムである。note.com先月話題になったブログエントリであり、ワタシも読んでいて、自分が書いた「次世代のプログラミングツール、未来のプログラミング言語の方向性について」と「未来のプログラミン…

創業理念と現実の乖離から巨大テック企業を批判するラナ・フォルーハー『邪悪に堕ちたGAFA』が今月出る

邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2019年版)を公開して当然ながら一年以上経ち、そこで紹介したものの邦訳もぼちぼち出ているのだが(エントリの最後にそれを紹介するエントリを並べています)、個人的には真っ先に邦訳が出るに違いな…

「外国人のための妖怪サバイバルガイド/忍者常識マニュアル/幽霊ふれあいガイド」の著者による本格的な日本のポップカルチャー論『Pure Invention』

www.facebook.comピーター・バラカンが珍しく本を勧めていた。ざっと訳してみる。 恥ずかしながら、日本に46年住みながら、自分がこの国のポップカルチャーと最小限の関わりしかもたなかったのを認めざるを得ない。私はファイナルファンタジーをプレイしたこ…

今から65年前、ディズニーランド開園当日の夢の国の写真がまぶしすぎる……

www.oricon.co.jpワタシは Disney+ の加入者でないため、『イマジニアリング~夢を形にする人々』は見ることができないのだが、そういえば昨年、ディズニーランド開園当日の写真を集めた記事を読んだ覚えがあるな……と記憶を辿ったら、kottke.org で知った T…

公開40周年を迎えた映画『ブルース・ブラザーズ』に関する15の事実

www.mentalfloss.com映画『ブルース・ブラザーズ』についてはだいぶ前に取り上げたことがあるが、この映画も本国アメリカでの公開から40年になるんだな。ワタシはゴシップ的な雑学には詳しくないので知らない話が多かったが、個人的におっとなったのは以下の…

少しだけお手伝いした矢吹太朗『Webのしくみ Webをいかすための12の道具』(サイエンス社)が来月刊行される

サイエンス社から矢吹太朗さんの『Webのしくみ Webをいかすための12の道具』が来月刊行される(Amazon のページはまだみたい)。www.saiensu.co.jp『Webのしくみ』はサイエンス社から出ている「Computer and Web Sciences Library」シリーズの最新刊になる。…

ようやく出るデヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』邦訳、そして「ゴーストワーク」はテック先端分野における「ケア階級」なのか?

2018年5月に原書を取り上げて以来、ここでも何度か話題にしてきたが、デヴィッド・グレーバー『ブルシット・ジョブ』邦訳が来月出る。ワオ!ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論作者:デヴィッド・グレーバー発売日: 2020/07/30メディア: 単行本…

人種差別に抗議を表明するGoogleは、その検索エンジンで人種差別を強化している?

ご存知の通り、欧米では多くの企業が Black Lives Matter 運動を支持しており、テック企業(のトップたち)も例外ではない。しかし、テック企業は「権力の横暴」を助長しているという矛盾を抱えていないか? と疑問を投げかけている記事で、ここで問題となっ…

サルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち』の岩波文庫入りに驚く

サルマン・ラシュディの『真夜中の子供たち』というと、20世紀文学を代表する作品とされており、いわゆる名作リスト入りの常連である。ワタシのブログでも取り上げた以下のリストに入っている。 米アマゾン選定「一生のうちに読むべき100冊」邦訳リスト - YA…

ジョン・クリーズ『フォルティ・タワーズ』の(一時的な)取り下げにポリコレの行き過ぎを憂う

rockinon.comモンティ・パイソンの「空飛ぶモンティ・パイソン」は、実は21世紀になってから本国の BBC で一度も再放送されていないという話がある。最近では「リトル・ブリテン」の配信中止もニュースになったが、ブラックユーモアには厳しい時代なのは間違…

ルース・エドガー

ルース・エドガー [Blu-ray]発売日: 2020/12/02メディア: Blu-ray昔、ワタシは映画館を女性を誘って行く場所だとなんとなく思い込んでいて、なので映画館に行く機会は当然のように多くなかった。2008年くらいだったと思うが、そんなわけないじゃん、という当…

2020年においてもオープンソースの持続可能性、そしてビジネスモデルは一筋縄にはいかない

www.techrepublic.comSlashdot で知った記事だが、タイトルの通り、オープンソースの持続可能性、そしてはそれは単純ではないという話である。この記事の執筆者は Matt Asay で、彼はおよそ10年前に Canonical の COO を退任しているが、現在は Amazon の AWS…

バーチャルリアリティー環境のパソコンでDOSを動かす……ってなんじゃそりゃ!

少し前になるが、Four short links で Virtual Reality DOS というプロジェクトを知る。「バーチャルリアリティーの DOS」ってなんだ?sonictruth.github.io……と思ったら、これが実際に稼働しているサイトを見て驚いた。これは本当に「バーチャルリアリティ…

ロサンゼルスで日本の家庭料理を広めるために活動する酒井園子さんの講演動画

Talks at Google に久方ぶりに日本人と思しき方の講演があがっているのを知った。完全に英語で講演をされているこの方はどなたと調べたら、酒井園子(Sonoko Sakai)という、日本の家庭料理を広める活動をされてる方なのね。ニューヨークで生まれ、東京、サ…

史上最高のスポーツドキュメンタリー50選

kottke.org 経由で知った Axios のページだが、史上最高のスポーツドキュメンタリーを50本選んでいる。もちろんアメリカ視点であり、スポーツドキュメンタリーとなると日本ではなじみのない作品も多いが、トップ10ともなるとさすがに知った作品が多い。 ステ…

樋口恭介『すべて名もなき未来』(晶文社)をご恵贈いただいた

樋口恭介さんの新刊『すべて名もなき未来』について、目次を読んだだけで盛り上がってしまい、以下のツイートをした。樋口恭介さんの新刊『すべて名もなき未来』だけど、目次に名前が出てくる書名を見ているだけで、これだけ盛り込んでどんな本なんだよ、と…

ニューヨーク公共図書館125周年を祝い著名人たちがこの一冊をお勧めしている #nypl125

ニューヨーク公共図書館が 125 Years of The New York Public Library という特設ページで創設125周年を祝っており……ということは、創設は1895年、19世紀かよ!というわけで、「読書は我々をつなげてくれる(Reading Brings Us Together)」のキャッチフレー…

デジタル時代におけるニール・ヤングの闘いについての本『音楽を感じろ』が7月刊行

昨年8月に書いたエントリでも紹介したニール・ヤングの共著の邦訳『音楽を感じろ』が河出書房新社から7月に刊行される。音楽を感じろ: デジタル時代に殺されていく音楽を救う二ール・ヤングの闘い。作者:ニール・ヤング,フィル・ベイカー発売日: 2020/08/07…

ヒロ・マスダさんの期待の新刊『日本の映画産業を殺すクールジャパンマネー』

ヒロ・マスダさんの Twitter はフォローしていないが、よくタイムラインに ReTweet が流れてきて、とてもためになるものが多いので、論者として信頼している方である。そのヒロ・マスダさんが、日ごろ批判対象としている日本のダメな「クールジャパン」政策…

32年間、自分が食べたすべての食事を画に描き続ける日本人男性

For 32 Years, This Japanese Chef Has Been Making a Painting of Every Single Meal He Eats. See His Mouth-Watering Work Here 1e3)g=1e3;else if(~~g これは驚いた。32年間、自分が食べたすべての食事を画に描き続ける日本人男性の話だが、その絵も飛び…

[YAMDAS Projectトップページ]


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
YAMDAS現更新履歴のテキストは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

Copyright (c) 2003-2023 yomoyomo (E-mail: ymgrtq at yamdas dot org)