2022-01-01から1年間の記事一覧
NOPE/ノープ ブルーレイ+DVD [Blu-ray]ダニエル・カルーヤAmazon本作は何をどう書いてもネタバレの要素があるので、未見の人はご注意ください。警告しましたよ。『ゲット・アウト』、『アス』を楽しんだ人間として、ジョーダン・ピール監督の新作とあれば、…
www.theverge.comセキュリティ業界に関わる人で知らない人はいない世界的に有名なハッカーの祭典 DEF CON だが、ソーシャルエンジニアリングの分野でもっとも有名な Chris Hadnagy が、行動規範に違反したとして出禁になったそうな。それ自体は今年2月の話だ…
forbesjapan.comこのニュースは日本ではそんなに話題になっていないようだが、記事にもあるようにこれは「大事件」と言ってよいだろう。 なぜならオープン教育リソース(OER)は無料だからだ。しかも無料なだけでなくオープンソースであるため、ライセンスや…
Chokepoint Capitalism: an audiobook Amazon won't sell by Cory Doctorow — Kickstarter Pluralistic で、このブログでもおなじみコリイ・ドクトロウが新刊のオーディオブックのためのクラウドファンディングを立ち上げている。オーディオブックって、単に…
www.indiewire.comこの IndieWire の記事は元々は2019年が初出みたいだが、その後の情報も踏まえたアップデート版ということで、クエンティン・タランティーノが観るのを勧める映画を40本まとめている。せっかくなので、だいたい公開年順に並べてみた。 ハワ…
WirelessWire Newsブログに「ソーシャルネットワークの黄昏、Web 2.0のふりかえり、そして壊れたテック/コンテンツ文化のサイクル」を公開。今回はタイトルも長いが、文章自体もとんでもなく長くなってしまった。今回の文章は、某所における高橋征義さんの…
themarkup.orgこれは労作というかインターネット時代の調査報道である。もはや車もネットにつながるのは当たり前になりつつあるが、そういうコネクテッドカーから収集されたデータは誰の手に渡っているのか、The Markup はその37の企業を特定している。その…
blog.archive.orgインターネット・アーカイブの Live Music Archive が20周年を迎えたことを祝している。その URL から推察される通り、etree.org コミュニティに端を発し、2002年7月に Jonathan Aizen がブルースター・ケールにライブの録音音源のアーカイ…
blog.archive.orgそうそう、インターネット・アーカイブといえばもうひとつあった。インターネット・アーカイブは、本に関するオンライン講演を最近毎月行っており、そこで知った本をブログで紹介しようと思いながら機会を逃していた。それが The Library: A…
www.esquire.comこの2013年公開の記事は Boing Boing 経由で知ったが、この記事で世界的なセレブ料理人、フードジャーナリストだったアンソニー・ボーディンが説く、初めて行く都市で食べる店を探す方法が面白い。アンソニー・ボーディン自身は、初めてある…
wirelesswire.jp先月末にこれの原稿を送付したところ、WirelessWire News 編集長から、文章の最後で「読者からのダメ出し」を募集しては、と提案をいただいた。正直、そのときは重大問題が解決しておらず(実は今もそうなんだけど……)肉体的にも精神的にもか…
www.lawfareblog.comブルース・シュナイアー先生のブログ経由で知った記事だが、これが掲載されている Lawfare の名前は以前取り上げていた。この記事が論じるのはオープンソースが抱えるセキュリティの問題であり、ワタシもこれについては「Apache Log4jの…
www.hayakawabooks.comこれは面白そうだと読むうちに、これって今年はじめに書いた「もはや世界を終わらせかねないサイバー軍拡競争の最前線」で紹介した This Is How They Tell Me the World Ends の邦訳じゃん! と思いあたった。サイバー戦争 終末のシナ…
boingboing.net初期ピンク・フロイドの中心人物だったが、薬物や精神的な問題のため離脱を余儀なくされた「クレイジーダイヤモンド」シド・バレットが絵を描いていた話は何かで読んだ覚えはあるが、彼のその分野の作品を見たことはなかった。なので、1960年…
この度第34回将棋ペンクラブ大賞で、拙著『将棋 とっておきの速度計算』が技術部門の大賞をいただきました。歴史ある賞をいただき大変恐れ多いですが、評価いただきとても光栄に思います。選考委員の皆様、マイナビ出版様、そして私の本を読んでくださった皆…
WirelessWire Newsブログに「ある「パソコンの大先生」の死」を公開。前回の更新時、「次回の WirelessWire 原稿はひと月後といかない可能性が高く、最悪一回飛ばしになるかもしれない」と書いたが、なんとか7月中にあげることができた。超絶的な恥さらし文…
boingboing.netこの記事を読んで、Wikipedia が長期にわたり荒らし行為を行っている利用者リストを管理しているのを初めて知った。これを見ると、音楽に関するページに架空の情報を執拗に追加しようとする人や、軍用機に関して出典なしに好き勝手書こうとす…
whyisthisinteresting.substack.com思い切り旧聞に属するが、今年の1月に Boing Boing 経由でこの記事を知り、かの『Whole Earth Catalog』が日本の雑誌文化に影響を与えていたなんて面白い話じゃないか! とこのブログで紹介しようかと思ったが、よく読んだ…
邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくることにする(2021年版)で取り上げた James Nestor『Breath』の邦訳が『BREATH──呼吸の科学』として6月に出ているのをいまさら知った。BREATH: 呼吸の科学作者:ジェームズ・ネスタ―,James Nestor早川書房AmazonBREA…
www.yardbarker.comもっとも影響力の大きい25のミュージックビデオを紹介するページで、ありがちな企画といえるが、1980年代という MTV の時代にティーンエイジャーだったロック年寄り的にはこういうページは読んでしまうわけである。誰もが取り上げるマイケ…
リコリス・ピザ ブルーレイ+DVDアラナ・ハイムAmazon多忙によりひと月以上映画館に行けなかったのだが(そのため WirelessWire 連載も……)、ようやくひと段落したので、以前から楽しみだったポール・トーマス・アンダーソンの新作を観に行った。タイトルから…
エルヴィス ブルーレイ&DVDセット (2枚組)オースティン・バトラーAmazon本作の予告編を映画館で観たとき、「今更エルヴィス・プレスリーの伝記映画?」と思ってしまったところがあり、しかも監督がバズ・ラーマンというので、これは観に行くことはないなと決…
opensource.com夏休みに読む本をお勧めする、よくあるサマーリーディングリスト企画を Opensource.com がやっているのだが、意外にもオープンソースに直接関係ない本も多い。個人的には以前もここで取り上げたシャノン・マターンの A City Is Not a Computer…
tech.slashdot.orgWikipedia の共同創始者であるジミー・ウェールズが立ち上げた WT.Social(WikiTribune Social)は広告モデルに依存しない SNS を掲げているが、資金が大幅に不足しているとユーザに寄付を求めている。ふーん、そんなのやってたんだ……と念…
www.dgmlive.comロバート・フリップ御大が初の著書 The Guitar Circle を刊行する。The Guitar Circle作者:Fripp, RobertPanegyric PublishingAmazon彼のファンならそのタイトルを見ただけでピンとくるだろうが、この本はロバート・フリップが90年代から取り…
2021年上半期、下半期と Netflix で観た映画の感想まとめをやったので、今年の上半期もまとめて書いておきたい(まだ数日残っているが)。今回、「Netflixなど」となっているのには理由があるが、それについては後述する。 jeen-yuhs カニエ・ウェスト3部作…
www.techno-edge.netさきごろ創刊したテクノエッジの最初の目玉コンテンツと言える Niantic のジョン・ハンケのインタビューだが、ワタシは Ingress もポケモンGOもまったくたしなまないという奇特な人間なので、そちら方面の話題には実は興味がなく、「メタ…
venturebeat.com「Linux をてがけて30年経った今なお、リーナス・トーバルズは自身が作ったオープンソースのオペレーティングシステムとそれがこれからもたらすイノベーションの見通しに夢中である」という文章で始まる記事だが、先日開催された Open Source…
yamdas.hatenablog.com実に2年以上前にロバート・スキデルスキーの新刊を取り上げていたのだが、調べものをしていて、この邦訳『経済学のどこが問題なのか』が今月出ていたのを知る。経済学のどこが問題なのか作者:ロバート・スキデルスキー名古屋大学出版会…
www.openculture.com恥ずかしながらワタシはこの記事で知ったのだが、ドイツを代表する映画監督であるヴェルナー・ヘルツォークが、初めての小説 The Twilight World を書いてたんですね。ドイツ語版から翻訳された英語版が出ていた。The Twilight World: A …