本来なら今月分の WirelessWire News 連載が公開されてもよいころ合いだが、まったく書けてないどころか、今のところ何のプランもなかったりする。実は先週、体調を崩してしまっていた。そうしている間に、二年前に大阪を離れた後にあべのハルカス美術館で開…
openalternative.co人気ソフトウェアのオープンソースによる代替まとめというのは、ブログ記事でありがちなのだが(その1、その2)、そういう情報をまとめたサイトが最近になってできていた。例えば、GitHub や Notion や Slack の代替を見てみると……ふーむ…
slate.comウィキペディアで幹線道路(ハイウェイですね)についてページ情報をコツコツ貢献してきたウィキペディア編集者が、一部編集者に攻撃されて敵意に直面し(たと感じ)、ウィキペディアのハイウェイ愛好家たちがウィキペディアを離脱して、AARoads と…
一ノ瀬翔太さんの投稿で知ったのだが、トム・スタンデージの『ヴィクトリア朝時代のインターネット』がハヤカワ文庫から復刊される。ワオ!ヴィクトリア朝時代のインターネット (ハヤカワ文庫NF)作者:トム・スタンデージ早川書房Amazon『ヴィクトリア朝時代…
fandomwire.comワタシもこよなく愛する名優クリストファー・ウォーケンだが、『デューン 砂の惑星 PART2』が4年ぶりのスクリーン復帰であり、この記事では「セミリタイア状態」だったと表現されている。もちろんその間、まったく仕事をしてなかったわけでは…
yamdas.hatenablog.comもう5年以上前になるのだが、羽生善治九段が竜王戦に勝って永世七冠を達成したのを受けて、羽生善治の名前が入った免状を手にできるのもこれが最後の機会だろうとアマ三段の免状を取得した(実際、翌年の竜王戦で羽生さんは広瀬章人九…
zuckerbergfiles.orgいやぁ、驚いたねぇ。サイト名で「Facebookファイル」を連想するがその話ではなく、Facebook あらため Meta の創業者であり CEO であるマーク・ザッカーバーグが、2004年以降に公に行った全発言のデジタルアーカイブである。1700をこえる…
www.theguardian.comローリー・アンダーソンというと、少し前に過去のパレスチナ支援表明を大学側が問題視したため、芸大の教授職を辞退なんて遺憾なニュースがあったが、ルー・リードの言葉やスタイルを模倣する AI チャットボットを作成しており、「私は完…
本当は『コヴェナント/約束の救出』を観たかったのだが、都合と上映時間の兼ね合いでこちらになった。裁判劇に優れた映画が多いし、子供の頃に観た『十二人の怒れる男』で陪審制を知ったのをはじめ、ワタシは映画を通じて裁判というものを学んだところがある…
『DUNE/デューン 砂の惑星』からおよそ2年半を経て公開される続編である。IMAX での先行上映を金曜夜に観てきた。以下、未見の人はご注意を。さて、映画館の IMAX シアター前にあったポスターを撮ったのだが、ちょっと気にならないだろうか?本作の登場人物…
先日、某所で IFTTT のことを「アイエフティティティ」と発音したことにあとで気づいて、しまったと赤面した。脳内での呼び名が正しいそれと違うことがワタシの中でいくつかあり、それは仕方ないとしても、音声で残る場でそれをやると恥ずかしい。ただ、リス…
interconnected.org我々は、スタートレックにインスパイアされたテクノロジーから、ダグラス・アダムスの本から抜け出てきたようなテクノロジーの時代に移りつつあるようだという話である。そう言われただけで、なんとなく「分かる」と感じてしまうのだが、C…
Talks at Google に TED の代表として知られるクリス・アンダーソンが登場していた。これで知ったのだが、彼の新刊 Infectious Generosity が先月出ていたのね。Infectious Generosity: The Ultimate Idea Worth Spreading作者:Anderson, ChrisW H AllenAmaz…
darkforest.metalabel.comねじまきさんの投稿で知ったのだが、劉慈欣の『三体』、正確には『三体Ⅱ 黒暗森林』に登場する「黒暗森林理論」をインターネットに適用した文章のアンソロジーが出たとのこと。この「インターネットの暗い森理論」は、ワタシも何度…
年明け、Facebook で映画『アンタッチャブルズ』に関するちょっと面白い話を読んだのだが、これ本当にあったことなのかねと思い調べてみたら、Wikipedia 経由で情報源となる記事を見つけた。metro.co.uk『アンタッチャブルズ』のアル・カポネ役は、最初ボブ…
三宅唱監督の名前は、前作『ケイコ 目を澄ませて』がワタシの観測範囲で評判で知ったが、残念ながら都合がつかず観に行けなかった。たまたま宇野維正の「映画のことは監督に訊け」を読み(ここでの三宅唱監督の返しが妙に可笑しい)、本作がその新作なのを知…
映画のストーリー展開にはっきり触れるので、未見の人はご注意ください。本国で興行的に大コケしていたのは知っていたし、何より3時間の上映時間にかなり嫌気が差したのもあり、当初は観に行かないつもりだった。が、アリ・アスターには『ヘレディタリー/継…
www.nytimes.comイーロン・マスクによる Twitter 買収を取材した本というと、昨年秋に異様に仕事が早いベン・メズリックが既に本にしている話を取り上げているが、今月、イーロン・マスクによる Twitter 買収、そしてその後の混乱を取材した本が2冊刊行され…
lessig.medium.comローレンス・レッシグの Medium で知ったのだが、彼の久方ぶりの新刊(共著)How to Steal a Presidential Election が出ていた。How to Steal a Presidential Election作者:Lessig, Lawrence,Seligman, MatthewYale University PressAmazo…
yamdas.hatenablog.comおよそ一年半前に取り上げた、『グリッドロック経済』(asin:4750515639)の邦訳があるマイケル・ヘラーの新刊(共著)だが、『Mine! 私たちを支配する「所有」のルール』の邦題で来月邦訳が出る。Mine! 私たちを支配する「所有」のル…
WirelessWire Newsで「「お前の手は血まみれだ」に始まる2024年のクリシェ、そしてAIの儚い未来の落としどころ」を公開。今回もぶち狂った長さになってしまいました……。さて、今回の原稿で取り上げられている文章、昨年末から今年のはじめに公開されたものが…
scripting.comデイヴ・ワイナーが、スティーブン・レヴィが Bluesky か Threads かどっちか忘れたけど、興味深い質問をしていたと書いている……が、これこそ、実は2024年的なのかもしれない。Twitter あらため X がゴミだめとなり、Bluesky や Threads や Mas…
blog.opensource.org「オープンソースの失われた10年と「オープンソースAI」の行方」で取り上げた「オープンソース AI」の定義策定の現状について、OSI のステファノ・マフリが書いている。「オープンソース AI」の定義のドラフトは v.0.0.5 だが、一目見て…
www.infoworld.com『Insider's Guide to Cloud Computing』(asin:B0BYHX7LF6)の著書もあるクラウド分野のベテランである David Linthicum が、「企業のクラウド離れ」についての記事を書いている。最新の調査で、英国の企業の25%が、クラウドベースのワー…
昨年、「映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』がすごく面白そうな件とベン・メズリックの異様な仕事の早さに驚いた話」で取り上げていたが、都合がついたので観に行った。事前には、後味の悪くない『マネー・ショート 華麗なる大逆転』庶民版という感じ…
ジョナサン・デミの『ストップ・メイキング・センス』については、かつて史上最高の音楽映画に選んだのをはじめ、このブログでもこれまで何度も讃えてきた。ワタシは今50歳だが、この映画をリアルタイムには体験していない。ワタシの故郷の田舎では公開され…
news.slashdot.orgMeta のマーク・ザッカーバーグが、AI のオープンソース化について語った言葉がなぜか Slashdot に掲載されているので、その部分を訳してみた。 我々が研究や膨大な計算の成果をオープンソースにして、どのように利益を得るのか疑問に思っ…
yamdas.hatenablog.com調べものをしていて、4年前に紹介したマリアナ・マッツカートの『The Value of Everything』の邦訳が、『国家の逆襲』の邦題で昨年刊行されていたのを知った。国家の逆襲作者:マリアナ・マッツカート経営科学出版Amazon『The Value of …
yamdas.hatenablog.com3年以上前のエントリだが、そこでワタシは以下のように書いている。 嘉島唯さんは生きのびて、優れた文章を書き続けてほしいし、数年のうちに、来年にでも彼女の本を読めればと願っている。お互い生き残って、数年後でもそうした形で会…
www.nytimes.comデイヴィッド・J.スカル(公式サイト、Wikipedia)の名前を久しぶり見たなと思ったら、訃報だった。車の事故に巻き込まれて亡くなったとのこと。享年71。彼の著作は、日本でも90年代後半に次々と邦訳が出た。ハリウッド・ゴシック―ドラキュラ…